食文化


サラール族の住むところを訪ねた際に,食べたものを紹介する.

料理一覧
(↑民族文化村内の展示館にあった写真)
同じ中国国内でも,我々が知っている中華料理とは全く異なる.

食堂のメニュー

サラール族食堂の一般的なラインナップ
麺類が多い,価格は15元-25元程度


食堂で食べることができる一般的な昼食

火鍋
羊肉,もやし,豆腐,野菜,芋類が具材に多い
小さな鍋が1人1つ,ロビーで調味料を調合して各自が食べる

非常にローカルな情報になってしまうが,
イスラム教の祝日の際には,ほとんどの店が閉まってしまうのに対し,火鍋の店 "伊兰馨" (中心地西側)は営業してくれる.ご飯に困ったらここに行こう.


こちらも火鍋

中央手前に見える白いものは kudun (クドゥン) 漢語では「搅团」
濃い味つけの料理が多い中で,欲しくなる薄味の一品.
「焼いてないお好み焼きにめんつゆかけた」味.

来賓にふるまう食卓

村内の記者団とテレビ局関係者が会議中の食卓


油で揚げた麺 sanzï (サンズ) ,食前のおつまみ
あとから友人に聞いた話では,キルギスやウイグルにも全く同じものがあるとのこと.
中央アジアに繋がるルーツを感じる.

 
手前のかわいい饅頭は,サラール語で shatang bozï (砂糖包子)
肉まんに見えるが中に入っているのはたっぷりの砂糖
温かさで溶けた砂糖が非常に甘い

手抓羊(牛)肉
 サラール名物,手抓羊(牛)肉(写真は牛肉)
このまま手で持って食べる
辛い調味料につけて食べることが多い 

この日はイスラム犠牲祭の3日後だったため,こちらの牛は犠牲祭で屠殺された牛
犠牲祭で屠殺した肉を近所におすそ分けするイスラムの文化がここにも根付いている

唐辛子をふんだんに使った炒めもの
このように中華風の野菜と共に肉を食べる
右手前の緑の野菜は唐辛子(辣椒)
この一帯では唐辛子の産出量が多いという話を聞いた

おやつもハラール

ハラールな辣条(中国によくあるおやつ)
 キャラクターもイスラム教徒風.
カロリーが非常に高いので,食べすぎ注意と言われました(^_^;)


温かいスープ,甘い.
とある話者はこれを「糯米槽(nuo4 mi3 cao2)」と言っていました.
中に豆(?)や胡麻(?)が入っている.
後に西寧に行ったときはチベット族の屋台でがチベット料理として似たものを出していた.
近隣のチベットから伝わってきた食文化かもしれない.

こちらもぜひ


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